こうなったら無敵の営業マンになってやる! |ブライアン・トレーシー
こうなったら無敵の営業マンになってやる!
ブライアン・トレーシー
ダイヤモンド社 刊
発売日 2003-09-20
著作『カエルを食べてしまえ!』で、一番難しいことを真っ先に片づけてい
く意義を説き、『10年かかるところを2年でできる』で、仕事に対する真摯な
姿勢をどうキーパーソンにアピールするかを説いてきた、ブライアン・トレ
ーシー。本書はそれらのポイントを、営業という仕事を軸にまとめ直した作
品といって良い。タイトルや本文には「営業マン」という言葉が頻出する
が、彼の主張はすべてのビジネスパーソンに当てはまるため、どんな人でも
学ぶところの多い1冊である。
本書の構成は簡単。セールスのスーパースターになるための21の原則に基づ
き、21の章立てがなされている。また、それぞれの章の末尾には、その章か
ら学ぶことができる「すぐにやるべきこと」が簡単にまとめられているた
め、実際に手を動かして、自分の仕事のしかたと照らし合わせていく作業が
しやすい。随所に、日本の市場や企業体質には合いにくいと思われる記述も
あるが、それはそれで、ひとつの原則として参考になる。
しかし、書かれている内容はすでに言われ尽くされていることがほとんど
で、目新しさは感じられない。それだけ日本でも、ブライアン・トレーシー
の方法論が普及しているということだろうか。
最初は、ブライアン・トレーシーが述べている手法をそのまま真似てみるこ
とが大切だが、いずれはその域を脱し、自分なりのアレンジを加えていくこ
とを考えていくべきだろう。真の「無敵の営業マン」になるためには、ブラ
イアン・トレーシーの真似だけでは遠く及ばないはずだ。(朝倉真弓)
ベトガーと並ぶ 2005-05-16
ダイレクトマーケティングの知識を得るほど、対人セールスに否定的になっ
ていた時に、本書を読んだのは幸運だったと思います。
驚くような内容はありませんが、それだけに凄みを感じます。
個人的には、ベトガーに匹敵する名著だと思います。
ともしれば、テクニックを駆使して楽に売上をアップすることを考えていた
私にとっては立ち止まるいい機会でした。
これも、必要なときに必要なものに出会うという、一種のシンクロニティで
す。
当然ですが、アメリカでの事例ですから、セールストークをそのまま使うこ
とはできないかもしれませんが。
しかし、忘れてはいけないのは、販売する商品やサービスの質。
中小企業の場合、ここで他社との差別化ができにくいのが一番の問題となり
ます。
本書でモチベーションを上げて、そこをクリアできたら、無敵の営業マンに
なれます。